補助金 の申請が通ったタイミングで、友人に誘われ、たまたま燕三条に行くことになりました。燕三条は、金属産業で世界的に有名な土地で、そこの職人さんたちといっしょにエスプレッソメーカーをつくれたらいいなと思ったんです。けれど、商工会議所の人に会いに行ったら「こういうエスプレッソメーカーは鋳物だから燕三条の金物とはちょっと違う」と言われて困ってしまって(笑)。
それでも「ものづくりをしている若い子たちを紹介するよ」って、タダフサという包丁屋を訪ねたときに言ってもらえて、ドッツアンドラインズという会社を紹介してもらいました。
ドッツアンドラインズは、燕三条の職人さんや工場と、オーダーしたい顧客との間に入って、両者を結びつけるという仕事をしている集団でした。社名の通り、点と点を線で繋いでいくという。ワンストップで、製品の開発や設計、デザインやマーケティングまで行うこともある。そんな彼らが「できるよ」と言ってくれました。